2021年1月25日 病院運営を支えるビルメン~ある総合病院の事例より~
病院の手術室
手術や診療に使う器具
いつもキレイで清潔…!
これが当たり前ですよね?
この当たり前、誰が作り出していると思いますか?
お医者さん?看護師さん?
いえ、ビルメンです!
こんにちは!
新潟県ビルメンテナンス協会です。
新潟の皆さんに「ビルメンテナンス」をより身近に感じていただき、より深く理解していただくために、ブログを書いています。
前回のブログ第2号『ビルメンテナンスって「ビルだけ」だと思ってない?』では、ビルメンテナンス(略して「ビルメン」)が活躍する様々な場所をお伝えしました。その中に「病院」があったのは覚えてらっしゃいますか?
今回はこの「病院」という場所で、ビルメンが担っている業務をご紹介します!
この写真のように、オフィスビル同様、空調や設備の管理・清掃をすることはもちろんですが、最近では「これがないと診療・手術ができない!」というほど、病院運営に不可欠な業務まで請け負うビルメン会社が登場しています。
例えば、当協会会員のある会社では、新潟県内のある総合病院に担当社員・スタッフ数十名ほどが常駐し、手術が終了するごとに手術室の清掃に入る業務と、
手術や診療に使う器具の洗浄・滅菌・管理をする業務…
を担当しています。
手術や診療に使う器具の洗浄・滅菌・管理をする業務は、病院運営の中では「中材(ちゅうざい)業務」と呼ばれる業務で、医療器具・器械の回収から洗浄・点検・滅菌・物品供給までの一連の作業を請け負う業務です。元々看護師さんや看護助手さんがされていた業務でしたがアウトソーシング化が進み、病院内設備の理解があることと衛生管理の知識があることでビルメン会社が最適と判断され、依頼が増えているそうですよ。
こちらの病院では1日に30~40件の手術が行われるため、清掃班は手術と手術の間に手早く確実に清掃を済ませ、中材班は手術に必要な器具がいつでも出せるように在庫を欠かさずそろえます。直接患者さんにサービスを提供するお仕事ではないですが、これがなければ診療も手術もできない縁の下の力持ちですよね!
ちなみに中材班が常駐している「中材室」は、病院の中でもなかなか見つけられない秘密基地のような場所にあるそうですよ~。
これからも様々な現場をレポートしますので、お楽しみに!
ではまた~!
※当記事内の写真、無断転用不可