各種分科会 シンポジウムなど
障がい者支援シンポジウム「障がい者支援を考える」(PRコーナー)
全国の障がい者支援学校から見たビルメンテナンス業界のイメージ調査と、支援学校側からの問い掛けで判明した相互の理解不足と誤解について、高草木教授(東洋大学工学部建築学科)による講演、そして「健常者と障がい者がまじわえる維持管理」の考察をパネルディスカッション形式で行う。
[日 時] | 平成23年10月13日(木) 13:30~16:00 |
[会場] | 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター 1Fウエーブマーケット |
[主 催] | (社)新潟県ビルメンテナンス協会 |
実施概要
第一部
高草木教授による、ビル清掃における知的障がい者雇用におけるアンケート調査の発表
(1) 雇用の現況の実態と問題点を明かにすることを目的としたビルメンテナンス会社に対するアンケート調査の発表
(2) 雇用企業の経営者を特徴づける要素、経営業績、将来展望など
(3) 特別支援学校就職担当者からみたビル清掃等の就職への現状など
第二部
パネリストご本人から5~10分間「障がい者雇用と支援に対する取り組みの現状」をお話いただき、「健常者と障がい者がまじわえる維持管理」について、パネルディスカッションを行う
[出演者]
コーディネーター | : | 東洋大学工学部教授 高草木明氏 |
パネリスト | : | 全国特別支援学校知的障がい教育校長会会長・東京都青鳥学園特別支援学校長 明官茂氏 |
パネリスト | : | 新潟県立江南高等特別支援学校進路指導主任教諭 久保田健氏 |
パネリスト | : | (株)美交工業専務取締役・全国ビルメンテナンス協会障がい者支援専門委員 福田久美子氏 |
高草木明(タカクサギ・アキラ)氏プロフィール
昭和47年、早稲田大学理工学部建築学科卒業後、日本電信電話公社に入社
電電公社建築局設備課長補佐、(株)NTTファシリティーズ研究開発部部門長、(株)NTT総合研究所取締役、(株)総合設備コンサルタント常務取締役等を経て、平成17年より東洋大学工学部(平成21年度より理工学部)建築学科教授
(社)空気調和・衛生工学会 第74期・75期理事、第79期・80期評議員
日本学術会議 第20期・21期連携会員
博士(工学)、技術士(衛生工学)、一級建築士、設備設計一級建築士
2003年日本建築学会賞(論文)受賞
当日の資料
知的障害者の建物清掃への雇用の現況(PDF:609KB) |
ビルメンテナンスフェア 清掃検定について(PDF:339KB) |
現場での実習を組み合わせた清掃学習の単元化(PDF:380KB) |
知的障がい者の雇用に取り組む(PDF:1.65MB) |
新潟障害者職業センターの業務(PDF:1.87MB) |
省エネ技術発表会
インテリジェント化されたビルの設備機能は高度で複雑に自動化されており、建築物全体を考えた場合にも、建築物に設置された各種設備がそれぞれの機能を十分発揮することは勿論ですが、その設備を効率的に運転管理する事は当然のことです。最新の設備と管理ノウハウを駆使して我々ビルメンテナンス技術者は日々新たな技術の習得に努めなければなりません。そこで、各メーカーから現状の設備に新技術を導入し、省エネに結び付く提案をして頂き、ビルの所有者及びビルメンテナンス関係者の役に立つよう、発表会を行ないます。
「省エネ技術発表会」‐I
[日 時] | 平成23年10月13日(木) 9:20~12:00 |
[会場] | 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター 2F 中会議室(201号) |
[主 催] | (社)新潟県ビルメンテナンス協会 |
[協 力] | 日本ビルコン(株)、ダイキンHVACソリューション新潟(株) |
実施概要
第一部 日本ビルコン(株)によるセミナー 約1時間
省エネ対策と弊社の取組みについて
- エネルギーの現状
- 省エネ施策と概要
- エネルギーに係わる施策
- 省エネ法改正後の補助金制度とその対策ポイント
第二部 ダイキンHVACソリューション新潟(株)によるセミナー 約1時間
(1) エネルギー使用量の把握(ENE・FOCUS)
- エネルギー管理サービスの導入
- エネルギー使用量の見える化
- 運用コストを抑えたサービス
(2) 最新型省エネ機導入(DESICA)
- 潜熱・顕熱分離空調システム
(3) 室内環境(空気環境)への対策
- 世界で唯一「ストリーマー」技術の紹介
「省エネ技術発表会」‐II(PRコーナー)
[日 時] | 平成23年10月14日(木) 9:00~12:00 |
[会場] | 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター 1F ウェーブマーケット PRコーナー |
[主 催] | (社)新潟県ビルメンテナンス協会 |
[協 力] | 東西化学産業(株) |
実施概要
東西化学産業(株)によるセミナー
(1) 最新の効率の向上した冷却水処理薬品の説明
(2) 給湯水・冷却水・循環水・温泉等でのレジオネラ菌とその対策薬品紹介
(3) 空調用水処理装置「TSディアレーター」、震災用浄化装置「アピーザー」その他商品説明
シンポジウム「地震災害におけるビルメンテナンスの役割」
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では地震の規模がマグニチュード7.3、それによる被害も戦後最大規模の被害を出しました。被害の特徴としては、都市直下型であり、強力な縦ゆれを伴った地震動は、数値でも当時最大級のものとして記録されている。ライフラインは寸断されて広範囲において全て機能が停止した。これ以降、都市型災害及び、地震に対しての「ライフライン」が重要であることを再認識された。そして、昭和56年に大幅な改正がされた建築基準法以前に建築された建築物の中には甚大な被害を受けたビル、マンション、病院、駅舎などが広範囲にわたり倒壊、全半壊をした。
改正建築基準法に従って建設された超高層建築物の被害は軽微であったが老朽化したビルや一階が駐車場のビルやマンションは多くの被害がでたが、幸いに死亡者は少なかった。
平成16年10月23日発生の新潟県中越地震ではM6.8震源の深さ13km直下型の地震でやはりライフラインが破壊された。ビルなどの被害は軽微であったが、その後、民家では積雪による二次災害が起きている。
このような地震災害の際に、我々ビルメンテナンスに携わっている者は職場である建築物内において、内部に居る人の安全の確保、避難誘導、防災設備の確認など非常時の対応を的確に進め、人身事故の防止に努めなければならない。地震で自動停止したエレベータなどには乗降者が居ないか確認し、内部に残された人をいち早く救出しなければならない。備蓄した水・食料を提供することになり、復旧し正常な状態に戻すためにはクリーンクルーの役割は必ず重要となるはずです。
阪神淡路大震災、新潟県中越地震、新潟県中越沖地震、東日本大震災の4つの地震に対するビルメンテナンス企業の対応や行動、それに伴う問題点を整理。更に中国四川省大地震政府調査団員として現地を視察し、中越沖地震でも調査を行ったジャーナリストの有村源介氏の報告と合わせ、災害時におけるビルメンテナンスの役割と意義を明らかにします。
[日 時] | 平成23年10月13日(木) 13:00~17:00 |
[会場] | 朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター 2F 中会議室(201号) |
[主 催] | (社)新潟県ビルメンテナンス協会 |
実施概要
第一部
3人のパネラーに自分達の経験した「地震災害の概況とその際に果たしたビルメンテナンスの役割」をそれぞれ1時間以内に報告してもらう
(1) 「阪神・淡路大震災」の際の報告(兵庫県協会 石原 勉氏)
(2) 「中越・中越沖地震」の際の報告(新潟県協会 伊藤 功氏)
(3) 「東日本大震災」の際の報告(宮城県協会 鈴木良夫氏)
第二部
コーディネーター有村氏を交えて討議
(1) ビルメンテナンス業として自社の体制はどうであったか
(2) 従業員の安否。福利厚生・雇用の確保
(3) 顧客への対応
(4) 今後の課題
[出演者]
コーディネーター | : | 水道ネットワーク通信 代表・ジャーナリスト 有村源介氏 | |
シンポジスト | : | (社)兵庫県ビルメンテナンス協会
/石原アメニテック(株) 代表取締役 石原 勉氏 (社)新潟県ビルメンテナンス協会
/(株)新潟ビルサービス 設備部 次長 伊藤 功氏 (社)宮城県ビルメンテナンス協会
/(株)日本オイラービルサービス 代表取締役 鈴木良夫氏 |
当日の資料
新潟県の地震(PDF:2.65MB) |